派遣

最近よく聞くようになった「派遣(はけん)」というシステム。
一体どのようなシステムで行われていているのか、その仕組みやマナー、メリット・デメリットについて解説します。

「派遣」の大まかな仕組みを知ろう

基本的にはパートやアルバイト、正社員のどれとも違う特殊な形態で労働するシステムです。

大まかに説明すると、まず労働者が派遣会社に登録し、雇用の契約を結びます。
派遣元の会社が派遣先の会社と契約を結び、労働者は派遣先の会社で働きますが、実際に給与をもらうのは派遣元の会社です。

多少の違いはあるかもしれませんが、勤務する場所が派遣先、給与を貰う場所が派遣元という形態をとるのが“派遣”というシステムです。詳しく紹介しましょう。

「派遣」で働く流れと仕組み

1.まず労働者が人材派遣を行う“派遣元”の会社と雇用の契約を結ばなければいけません。
ここで労働者と派遣元会社との雇用契約が成り立ちます。
つまり、労働者は派遣元会社の“派遣労働者”や“派遣スタッフ”という状態になるのです。

2.派遣元の会社から、派遣労働者が派遣先会社に派遣されます。
ここで実際に派遣先の会社で業務の内容や支持を受け、派遣労働者として働くことになり、契約期間での労働力を提供することになります。

3.定められた契約期間の就業を終えて(年単位の場合は一定期間ごとに)、派遣先の会社からではなく、派遣元の会社から給与を受け取ります。
派遣元の会社と派遣先の会社では“派遣契約”が結ばれているので、ここにも利益が発生しているのです。

4.雇用(労働)契約が完了します。
以後、1から繰り返す形になります。

ここで注意しておきたいのが、いわゆる「登録型」の派遣会社に登録するときです。
この登録をしただけでは、実際には雇用関係は成り立っていなく、派遣先での労働が決まったときに初めて契約が成立します。
あくまで労働者が登録しただけでは雇用関係までは成立していません。

「派遣」をするメリット

派遣で働くことでのメリットを紹介しましょう。

給与(時給)が良い

まず1番に挙げられるのが“時給(給与)が高い”という点です。
短い期間で稼ぎたいだとか、貯金をしたいなどの目的に適していると言えるでしょう。

もし、正社員の方に「時給はいくら?」などという事を聞かれても、トラブルに発展する可能性もありますので丁寧に断るのがマナーです。

やりたい仕事が出来る

自分が希望する仕事や業種を見つけやすいという点です。
個人で行動した場合、なかなか見付けづらかったり、実際に行う業務が違うなどの問題が起こる可能性があります。

ですが、派遣業務の場合は会社同士の信用問題にも関わりますので、そういった問題が起こりづらいというメリットがあります。

また、仕事探し(派遣先会社探し)も派遣元の会社が行うので、自分で企業を探す手間が省けるといったメリットも。

自分の為にも、たくさんの派遣会社に登録しすぎて情報がゴチャゴチャになってしまわないようにメモなどを取っておくのもマナーです。

様々な仕事が出来る

自分が希望している業種以外でも、違う仕事をしてみる事も可能です。
派遣の場合、正社員ではありませんので、正社員としてはなかなか敷居が高い企業でも、派遣労働者としてなら働ける機会が出来る仕組みになっています。

様々な業種、様々な会社で働く事によって、自らの経験を積む事が出来るのです。

休日や退社時間が明確

派遣労働者扱いの場合は、休日をちゃんと取ることが出来たり、残業する必要も無い場合が多いようです。趣味や自分の時間をしっかり取ることが出来るようです。

派遣のデメリット

派遣労働者として働く上でのデメリットを紹介します。

将来性が無い

正社員と比べると簡易な仕事を任されるわけですから、自らのスキルアップに繋がらず、将来的には“武器”になるような技術が付かない可能性があります。

ですからクレジットカードなどを作る際にも、正規社員より信頼が少ないと判断されてしまう傾向にあります。

給与(時給)が良い

原則として派遣社員にはボーナス・交通費・退職金が出ません。

また、休日が多くても逆に勤務する日数が減ってしまうので、貰える給与も必然的に減ってしまいます。

失職の可能性

短期間での派遣の多くは3ヶ月ごとの契約なので、その度に仕事が無くなる可能性があります。
法的に最高でも3年の派遣までですので、長くても3年後には失職の不安と向き合わなければなりません。

悪い言い方をすると“使い捨ての人材”のように思われているので、あくまで正社員ではないという待遇の違いが否めない場合も。

福利厚生の面

これは全てが全て、という訳ではありませんが、場合によっては正社員よりも福利厚生が悪い状況での勤務となる仕組みを取っている可能性もあるようです。

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