社会保険・扶養

社会保険については説明しましたが、上手に利用するには“扶養に入っているか、扶養に入っていないか”という点が大きなポイントになります。非常に制度が複雑で、数字がたくさん出てきて混乱する方が多いので、出来るだけわかりやすく簡単に説明します。
その扶養内に入る条件や要件についても解説しましょう。

社会保険での「扶養内」について

社会保険で言う“扶養内”とは、同一の世帯で生計を維持されている状態のこと。
簡単に言うと主婦の方であれば“旦那に養われている”と認められるという事です。
では、扶養内であるかどうかは何を条件として判断されるのでしょうか?

扶養内に入るワケとは

そもそも、扶養内に入る事がなぜポイントになるかと言うと、11月末〜12月にかけて行われる“年末調整”をご存知でしょうか?
その時に扶養する者が居ると、住民税などの税金を払う額が安くなるのです。

ということは、税金が安くなると必然的にその後の手取り金額に反映される…つまり結果的には受け取る金額に直接関係してきます。

税務上の扶養参入の要件

所得税法では「1年間(1月〜12月迄)の収入額が103万まで」であると、税務上の扶養内として認めてもらうことが出来ます。1ヶ月で割ると85,833円程度ですね。

その条件を超えて収入を得てしまうと、扶養内から外れてしまうこととなります。

課税対象か、非課税対象か。

この金額はあくまで“課税対象額”で計算されます。

アルバイトやパートであっても、給与の内訳に交通費や通勤手当てなどの非課税対象額も含まれている場合、それらは加味されない事になります。

給与が支払われるタイミング

上記のように1月から12月までの収入額で考慮されますが、給与が支払われた月で考えます。例えば、

“25日締め、末払い”であればその月の支払い額に。
“末締め、翌月払い”であれば次の月の支払い額になります。

細かいのですが、このように、前の年度の12月から翌年11月までの数字か、1月から12月までの数字かが若干異なる可能性があります。

健康保険での「扶養内」について

通常、世帯主が会社で健康保険に加入していれば、健康保険証のカードをお持ちでしょう。

健康保険上での扶養内の者であると認められると、その家族分のカードも貰うことができます。

健康保険の扶養内に入るメリット

その扶養内の家族分のカードが貰えるという事は…その家族の健康保険料が無料になります。

国民健康保険に自分自身で加入すると、数万円も費用がかかりますので、これは大きな違いとなるでしょう。

健康保険から見た扶養参入の要件

次は健康保険上での扶養内の要件についてです。

健康保険上に関しては130万円とう数字が決められていますが、この金額がどのように関係してくるのでしょうか?

扶養内である要件とは

次は健康保険上での扶養内の要件についてです。
扶養に入るには

 ィ映間の収入額が130万まで
◆ト鑛欷閏圓亮入の半分未満であること

という条件が決められています。

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1番目の条件に関するポイントは、130万円までという金額は“今現在の給与で、これから1年間働いたとして得られる金額の合計”を指しています。ややこしいですね。

例えば、月収11万円だとしても「11万円×12ヶ月=132万円」で、要件をオーバーしています。

月収8万円だとしたら「8万円×12ヶ月=96万円」で、金額におさまっています。
要するにこれまでの月収ではなく“これからの収入見込み”であると言う事が出来ます。

細かいですが「108,333円」が安定した月収の場合、ボーダーラインとなります。

△任涼躇嫖

例えば、旦那さんが1ヶ月に18万円の給与を貰っていたとします。
奥さんはその半分の9万円未満の収入でなければ扶養内には入れません。

税務上の金額との違い

税務上の金額計算(103万円)では、非課税対象額は考慮されないと説明しましたが、健康保険上の金額計算(130万円)では全て加味されます。

給与明細であれば“総支給額”という欄の額で考慮される事になります。